科研プロジェクト PROJECT

科学研究費助成事業(基盤研究(A))2021-2025年度
「中国の改革開放萌芽期の再検討:メディア空間からみた旧東欧との分岐

メンバー

代表者

分担者

研究目的

本研究は、1970年代後半から1980年代の改革開放萌芽期の中国が新型のデモクラシー(「人民民主主義」)をめぐって制度や思想をどのように変化させようとしたのかを、史資料が豊富に存在するメディア空間から解明する。改革開放萌芽期は大国化した現代中国を形作った重要な歴史的転換点である。この時期に「人民民主主義」を実質化させる「社会主義的民主主義」が模索され、その時代状況のなかでメディア空間が拡大して、現在にまで至るダイナミックな議論が誘発された。本研究の独創性は、改革開放萌芽期の中国を20世紀中国史という歴史的な深み、東アジア史という地理的な広がり、ソ連・旧東欧・西欧の理念・体制との比較史という理念的かつ体制論的な高みから分析することにある。あわせて、研究成果の日中英三言語による発信と史料のデジタル化にも取り組む。

主要な活動 *史料検討会は別に開催(2020.10~現在)

第1回改革開放史研究会(2021.5)@東京大学駒場キャンパス18号館+オンライン開催

  

第2回改革開放史研究会(2021.8)@東京大学駒場キャンパス18号館+オンライン開催

  

第3回改革開放史研究会(2021.12予定)@東洋文庫+オンライン開催

  

第4回改革開放史研究会(2022.3予定)@東京大学駒場キャンパス18号館+オンライン開催

第49回三菱財団人文科学研究助成2021年1-12月
「冷戦期の中国・香港・台湾におけるナショナリズムとリベラリズム――1970~1980年代を中心に」 

メンバー

代表者

研究目的

本研究は、20世紀前半の中華民国史の政治思想の展開が冷戦期の中国・香港・台湾のナショナリズムとリベラリズムの変容にどのような影響を及ぼしているのかを考察し、21世紀の「両岸三地」を展望するものである。

主要な活動

第1回研究活動(2021.3)@東洋文庫

 

第2回研究活動(2021.5)@オンライン開催

 

第3回研究活動(2021.9)@オンライン開催

 

第4回研究活動(2021.9)@オンライン開催

科学研究費助成事業(基盤研究(C))2017-2020年度
「中華圏におけるナショナリズムとリベラリズム――連鎖する大陸中国・台湾・香港」
 主要な成果:中村元哉『中国、香港、台湾におけるリベラリズムの系譜』(有志舎、2018年)

メンバー

代表者

研究目的

本研究は、20世紀前半に中国(民国)で生成し発展したナショナリズムとリベラリズムが20世紀後半に大陸中国(人民共和国)・台湾(民国)・香港(イギリス)に広がった後、各地域でそれぞれどのような展開をみせ、それが三者の関係にどのような影響を及ぼしたのかを、冷戦下の1970年代を中心に考察する。1970年代に焦点をあてる理由は、この三地域が、20世紀前半までの歴史的展開と戦後の冷戦の影響をうけながらも、新たな世代の出現などによって、それぞれに独自のアイデンティティを育むことになり、そうした状況下で中華圏のナショナリズムとリベラリズムの均衡ないしは選択を新たに問い直し、現在の関係性の原型を出現させたからである。

主要な活動

第1回研究活動(2017.7)@香港

 

第2回研究活動(2018.3)@台北・香港

 

第3回研究活動(2018.4)@香港城市大学

 

第4回研究活動(2018.6)@香港

 

第5回研究活動(2018.11)@政治大学

 

第6回研究活動(2018.11)@中山大学

 

第7回研究活動(2019.7)@中央研究院

 

第8回研究活動(2019.11)@愛知県立大学

 

第9回研究活動(2020.3)@東京大学駒場キャンパス18号館

 

第10回研究活動(2020.10)@オンライン開催

 

第11回研究活動(2020.11)@オンライン開催

科学研究費助成事業(基盤研究(B))2013-2016年度
「社会主義中国の憲政論・憲政体制を再考する――20世紀中国憲政史の視角から」
 主要な成果:中村元哉編『憲政から見た現代中国』(東京大学出版会、2018年)

メンバー

代表者

分担者

研究目的

現代中国が直面している深刻な政治課題は「自由・人権・民主・憲政」をめぐる諸問題である。この広義の意味での憲政問題は、政治学の手法を用いて現代中国を解明しようとする研究者たちによって、しばしば注目されてきた。

しかし、この問題に対する政治学のアプローチには限界がある。なぜなら、現代中国の憲政問題は、20世紀初頭以来の豊かな憲政論の展開と幾多の憲政体制改革の実践を経て浮上してきた、いわば20世紀中国憲政史上の延長に位置する政治課題だからである。したがって、20世紀中国という時間軸から現代中国の憲政問題を読み解き、新たな現代中国像を提示することこそが必要である。

その際に、20世紀前半と現代とを接続する社会主義中国(1950-1970年代)の憲政論・憲政体制を、近現代中国の三大思想潮流――ナショナリズム(国家・民族主 義)・自由主義・社会主義――を踏まえながら、全面的に再考しなければならない。また、清末・民国期の憲政論・憲政体制が戦後の台湾と香港にどのように継承されたのかという視角から、社会主義中国を複眼視することも重要である。

本科研は、これらの研究課題に取り組む。

主要な活動

第1回中国憲政研究会(2013.5.6)@東京大学駒場キャンパス18号館

第2回中国憲政研究会(2013.8.26)@東京大学駒場キャンパス18号館

第3回中国憲政研究会(2013.11.16)@京都大学

第4回中国憲政研究会(2014.3.26)@東京大学駒場キャンパス18号館

第5回中国憲政研究会(2014.8.2)@東洋文庫

第6回中国憲政研究会(2015.1.10)@東京大学駒場キャンパス18号館

第7回中国憲政研究会(2014.1.31)@東京大学本郷キャンパス法文1号館

第8回中国憲政研究会〔国際Workshop〕(2015.3.14)@香港樹仁大学本部棟

第9回中国憲政研究会(2015.4.18)@東京大学駒場キャンパス18号館

第10回中国憲政研究会〔国際会議〕(2015.7.25)@東京大学駒場キャンパス18号館

第11回中国憲政研究会(2016.4.23)@東洋文庫

第12回中国憲政研究会(2016.7.31)@東京大学駒場キャンパス18号館